血液の働きと役割

私たちの身体を隈なく張り巡らされている血管を通して血液が心臓から送り届けられています。血液の大切な働きの一番目として新鮮な酸素を運ぶ役目があります。

脳に血液が送られなくなったら酸欠状態となり死に至ります。これは呼吸できなくなったからということだけではないのです。

私たちが呼吸して酸素を取り込むと肺で血液中の鉄と酸素が手を結んで血液の中に取り込まれ、全身に運ばれていきます。もしも血液の流れが止まったら酸素が運ばれなくなります。ということは呼吸していても窒息死するということになります。

ですから血液が滞りなく流れるということはとても大切なことなのです。1日水も食事も摂らなくても死ぬということはありませんが、10分間も呼吸を止めたら確実に死んでしまいます。私たちが生きるためには、酸素が身体の隅々まで行き渡ることが絶対条件なのです。その酸素を運んでくれるのが血液です。


 その大切な働きを血液中の微量ミネラルである鉄が担っています。鉄は錆びやすい性質を持っています。錆びるということは酸素と手を結ぶから錆びるのです。酸素が触れないように油などで膜を作ってあげると錆びなくなります。そうなのです! 鉄は酸素と手を結びやすいのです。この性質を利用して血液中の鉄が肺で酸素と手を結ぶことで酸素を取り込むのです。

ということはもし鉄不足の場合、酸素が効率よく取り込めないということ

になります。酸素が取り込めないと立ち眩みしやすくなったり、疲れやすくなります。

脳へ届けられる酸素も少なくなる訳です。最近の若い女性には慢性の鉄不足の人が多いと言われます。これには食生活と生活環境も大きく影響しているのですがこれはのちほどお話しします。


 次に血液の大切な働きとして栄養素を運ぶ役目があります。私たちの身体のあらゆる部分でいろいろな栄養を必要としていますが、それらがしっかりと届けられることによって身体の各部分が本来の働きをするようになります。そうしますと免疫(生体防御機構)も正常な状態を保つようになります。そのためにも毎日の食事が栄養バランスのとれたものであることが重要になります。真剣に食べましょう!


 さらに血液の大切な働きとして身体の各部分で発生した老廃物を回収するという役目があります。血流が滞ると老廃物がちゃんと回収されなくなり、これが細胞や遺伝子を傷つけたりして障害を起こし病気の原因になったりします。

こうしてみますと健康な生活を送るためには血液の流れをよくしてあげることがいかに大切かがよく分かりますね。